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今回は、朗報をお届けします。今年始め、スタジオamuが制作したテレビ番組、『震災特番 あの日からの私たち〜船橋・習志野・八千代〜』という番組が、この度『第43回日本ケーブルテレビ大賞 番組アワード』という歴史のある賞で、なんとコミュニティ部門優秀賞という賞を頂きました。(拍手〜〜〜!)

日本ケーブルテレビ大賞の結果はこちら


 

日本ケーブルテレビ大賞 番組アワードとは

 

今年の授賞式の模様が、映像でアップされていました。興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。残念ながら授賞式には、私たちは映っていませんけど…(苦笑)。下のURLの映像で、37:16くらいからコミュニティ部門が発表されています。↓

 

 

 

日本ケーブルテレビ大賞 番組アワードと言われても、正直、一般の方には、あまり耳馴染みのない賞かもしれません。でも、その歴史は意外と古いのです。第1回目の開催は1975年ですから(当時は、[日本CATV大賞番組コンクール]という名称でした)2017年の今年は、なんと43回目の開催となります。この賞は、全国のケーブルテレビ各社が制作する優れた番組を選んで、表彰をするもので、映像情報文化のさらなる発展を目的に、毎年実施されています。

 

 

日本ケーブルテレビ大賞では3つの部門に分けて審査

 

ちなみに、この日本ケーブルテレビ大賞では、部門を3つに分けて審査されます。

 

  • 映像作品として優れた番組を審査する「コンペティション部
  • ケーブルテレビならでは地域密着の番組を審査する「コミュニティ部
  • 4K制作の推進を図るべく昨年より新設された「4K部門」

の3部門です。

 

3部門から、それぞれ

『グランプリ総務大臣賞』(4Kは4K大賞)

『準グランプリ』(4Kは映像表現賞)

の2作品ずつを選出して表彰されます。

 

それにプラスして各部門から

優秀賞1作品

審査員特別賞1作品

奨励賞5作品(4Kは4K技術賞)

が選出されます。

 

 

コンペティション部門108本から選出

2017年は、全国のケーブルテレビ各局から

 

「コンペティション部門」に63本

「コミュニティ部門」に108本

「4K部門」に20本

 

の計191本が出品され、審査が行われました。

 

作品審査は、まず予備審査が今年6月から始まり、7月24日に本審査会、7月27日に4K評価会と審査が進みます。そして、最終ノミネートには、作品が23本に絞られました。(コンペティション部門9本、コミュニティ部門9本、4K部門5本)今回、賞をいただいたスタジオamuの制作作品も、地域密着番組「コミュニティ部門」で、最終ノミネートに残っていたのです。

 

全国からケーブルテレビ番組制関係者など約250人が集まる

 

そして、9月14日の贈賞式当日。

 

全国からケーブルテレビ番組制関係者など約250人が集まるなか、各賞が発表され、スタジオamu制作の『震災特番 あの日からの私たち〜船橋・習志野・八千代〜』は、見事、優秀賞を受賞しました。

 

 

 

※最終ノミネート作品となった計23本は、AJC-CMS(ケーブルテレビ事業者によるコンテンツ流通システム)から、全国のケーブルテレビで放送・配信されます。そのほか、許諾がとれた作品については、動画配信サイト「じもテレ」でも公開予定です。

 

受賞作『震特番 あの日からの私たち〜船橋・習志野・八千代〜』ってどんな作品?

この『震災特番 あの日からの私たち〜船橋・習志野・八千代〜』は、60分の災害特番として、今年の3月11日にJ:COM船橋・習志野・八千代にて放映されました。東日本大震災から6年経った今、あの日の経験がどのような未来につながっているのか?をテーマに制作された作品です。

2011年3月11日。あの震災があった日に対して、それぞれの人が、それぞれに、忘れられない記憶を持っています。

 

震災のあったあの日、

何を感じていたのか?

何を考えてどう行動したのか?

 

番組では

「命を守るために」

「地域とのつながり」

などの視点で、あの日を振り返ります。

そして、震災から6年。あの日の経験を教訓に、現在『防災備蓄』『地域の連携』がどのように変わったのか?各自治体や団体が、災害に対して、どのような備えをしているのか?などを番組のなかで紹介しました。

 

園児の親が帰宅困難者になった日

 

この番組は、5つのパートから構成されています。

 

①命をまもるために

②帰宅困難に備える

③生活のベースの確保

④地域とつながる

⑤情報収集の準備をする

 

すべてのパートに、それぞれ思い入れがあります。特に②の帰宅困難に備えるについては、制作ディレクターの宮本が、奥さんと車で移動中に話していることが制作のヒントになって作られたものです。

 

たくさんの大人たちが帰宅困難になったあの日。「品川から千葉まで歩いて帰った」などの経験をする中、保育園の園児たちも“親が迎えに来られない”という状況にさらされていました。

 

園児の父兄は、あの日、どうやって我が子を迎えに行ったのか?園児たちは、どんな夜を過ごしたのか?そしてそれを見守る保育園の保母さんと職員は、どのような対応に終われたのか?

 

誰もが自分のことで精一杯になっていたあの日のなかで、これまであまりスポットライトを浴びていない題材を扱っており、とても感動的な内容になっています。

 

制作期間とスタッフ

『震災特番 あの日からの私たち〜船橋・習志野・八千代〜』は、昨年12月から構成とリサーチを始めて、3月上旬まで約3ヶ月をかけて作られました。

 

じつはスタジオamuの設立は今年の1月。ですから、この番組には、設立前から携わっていたことになります。

 

今は、スタジオamuも2人ほどスタッフが増えましたが、設立当初のスタッフは、チーフディレクターの宮本一人だけでした。

 

この震災番組のほかにも、テレビのレギュラー番組を数本と3月納品のお仕事をいくつも抱えていて、宮本は目の回るような忙しさ。ほぼ、不眠不休の状態が連日続いていました。が、たくさんの方々に助けていただくことで、なんとか繁忙期を乗り切ることができました。

 

チーフディレクター宮本は、そんな忙しさのなかでも、番組作りに対して、決して妥協を許しません。これまで、地方のテレビ局からキー局の番組作りに携わってきた長年の経験を生かして、良質の番組・作品を作り上げることに専念して、素晴らしい結果を残してくれました。

 

担当ディレクターの宮本有は3度目の受賞

担当ディレクターの宮本は、これまでにも2度、テレビ関連の賞を受賞したことがあります。なので、今回で3度目の受賞となります。

 

スタジオamuの事務所には、そのときの賞状を飾っています。(笑)(宮本は嫌がっていますが…)

 

※以前の受賞歴

『テレビせとうち』在職時代に、民放連盟賞中国四国ブロック審査に出品。

(「こころをみつめて~金属バット事件に揺れた若者たち」で報道部門優秀賞)

(「シリーズ大きくなあれ!-子どもたちのドキュメント-」で教養部門優秀賞)

 

 

 

 

災害に関してもっともっと伝えていくことがある

 

最後に、ディレクター宮本に、この『震災特番 あの日からの私たち〜船橋・習志野・八千代〜』を制作したときにどんなことを思ったのか?話しを聞いてみました。

「今回、あの日の出来事が少しずつ風化しているのを肌で感じました。実際に取材するなかで、災害に対してインタビューする機会がありました。が、「どんなことに気を付けていますか?」という質問に、即答できる人がほとんどいないという状況でした。日常生活のなかで、あの日は、どんどん忘れされている感じがします。」とのこと。

これからも災害に関して、もっともっと伝えていかないといけないことがあると感じます。今回、この番組制作に関わらせてくれた、関係各所の皆様方に感謝します。そして、スタジオamuは、これからも番組作りに真摯に向き合い、良質な番組を制作し続けたいと思います!

どうもありがとうございました!!

 

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